「真面目に頑張っているのに、評価されない」と思うことって、ありますよね。
いくら給料をもらっていても、自分の働きがきちんと認めらえていなければ、自分の価値に自信が持てなくなってしまいます。
あなたも薄々感じていることかもしれませんが、職場環境にも原因があるんです。
この記事でわかること
Q
自己肯定感が下がってしまう職場の特徴は?対策はどうすればいいのか?
A
自己肯定感が下がる職場には3つの特徴があります。もし、特徴が当てはまるようだったら、転職活動をおすすめします。職場の環境は自分では変えることができないからです。
この記事では実際に職場での自己肯定感に悩んで転職をした私が、体験談を元に原因と対策を、わかりやすくコンパクトにお伝えします。
あなたの職場が「3つの特徴」のうち一つにでも当てはまれば、その場所から移動することを考えてもいいかもしれません。
自己肯定感を高めるには自分自身と向き合う必要がありますが、その前に「自己肯定感が下がる場所にいない」ことが大前提ですよ。
自己肯定感が下がってしまう職場の3つの特徴
自己肯定感とは「自分に価値を感じること」
まず、自己肯定感とは、どういうことを指すのか解説しますね。
私は自己肯定感という言葉を次のように理解しています。
自己肯定感とは
- 他人と自分を比較することなく、いまの自分に価値があると思える感覚のこと
ポイントは「他人と比較しない」ことと「今の自分を認める」ことです。
自己肯定感が低いと、他人の視線ばかり気にしてしまって、職場でも家庭でも、いつまでも心が穏やかになることないんですよね。自分軸で生きるためには、自己肯定感を高めることが絶対必要なんです。
自己肯定感は自分と向き合うことで徐々に高めていくものですが、「知らず知らずのうちに自己肯定感が下がってしまう職場もあるんですよ!」というのが、今回のお話です。
私の体験談を元にお話しをすると、自己肯定感が下がってしまう職場には、いくつかの特徴があります。
ぜひ、自分の職場に当てはめて考えてみてください。
自己肯定感が下がる職場の3つの特徴
- 評価基準に多様性がない職場
- 個人の裁量権が小さい職場
- 業務量が多すぎる職場
①評価基準に多様性がない職場
自己肯定感が下がってしまう職場の特徴の1つ目が、「評価基準に多様性がない」ことです。
「評価基準に多様性がない」職場では、あなたが良かれと思って通常業務とは別に行ったことが評価されない場合があるからです。
つまり、「他人を思いやろうとする気持ちを奪う」んですよね。
自分なりに職場に貢献するつもりでやったことが、評価されなければ自己肯定感は下がりますよね。
職場全体を考えて動ける人ほど、「評価基準に多様性がない」職場で頑張ってしまうと、自己肯定感に傷をつけることになってしまいます。
②個人の裁量権が小さい職場
自己肯定感が下がってしまう職場の特徴の2つ目が、「個人の裁量権が小さい」ことです。
個人の裁量権が小さい職場では、仕事の内容は会社側(経営陣や上司)が決めることになってしまい、あなたが貢献しているという実感を持ちにくいからです。
自分事化できない仕事をすることは、自己肯定感を下げます。
「自分で考えて行動ができないなら、別に私がやらなくてもいい」と思ってしまいますよね。仕事を自分事化するのが難しくなります。
さらに個人の裁量権が小さい職場では、評価基準に多様性がない職場と同じように、「他人を思いやる気持ち」を奪ってしまいます。
個人の裁量権が小さいということは、「余計なことはしない方がいい」「何かするなら、まず上司に相談しないといけない」という意識を生むからです。
こうした意識が職場に広がると、困っている同僚がいても、「助けてあげよう」とか「見方になってあげよう」とは思わなくなります。
③業務量が多すぎる職場
自己肯定感が下がってしまう職場の特徴の3つ目が、「業務量が多すぎる」ことです。
なぜなら、業務量が多すぎる職場は「他人を思いやる時間を奪う」からです。
「本当は『〇〇さん、ありがとう!』って言いたいけど、業務をこなすために、そんな会話を交わす時間の余裕さえない」。こんな職場は結構あると思います。
「ありがとう!」と思っても、それを実際に相手に伝えなければ意味がありません。
あなたが職場に貢献しようと思って何かしたとしても、誰にも感謝されなければ、次第に行動しなくなりますよね。
こういう職場では、職場全体のことを考える人ほど、虚無感を味わうことになってしまいます。
職場で自己肯定感を下げないためできる唯一のこと
ここまで自己肯定感が下がる職場の特徴について、解説してきました。
自己肯定感が下がる職場の特徴
- 評価基準に多様性がない職場
- 個人の裁量権が小さい職場
- 業務量が多すぎる職場
ここからは、もしあなたが自己肯定感を下げる職場で働いていた場合の解決策をお話します。
「いくつか、具体的な方法をお伝えできるのがよい」と思い、自分の経験を色々と振り返りました。
しかし、おすすめできる解決策は一つしかありませんでした。
唯一の解決策は「自分が働く場所を変えること」。つまり、転職をするしかないです。
なぜなら、会社の環境(評価基準/裁量権/業務量)は、私たちサラリーマンには変えようがないからです。
環境を変えられないのであれば、私たちにできることは、その環境から移動することだけだと思います。
余談ですが、胡蝶蘭も最低気温が14度以下の環境では、いくら頑張っても花は咲かないそうです。
胡蝶蘭と同じで、自分を咲かせることができない職場で無理に頑張るのは、ますまず自分を疲弊させることになってしまいます。
転職活動をするには時間もエネルギーもいりますが、「あと20年30年、今の会社で働き続ける」ことを想像してみてください。
取り返しのつかない状況になる前に、ひと踏ん張りするしかないという気持ちが沸いてくるのではないでしょうか。
まとめ|自己肯定感が下がる職場にいるなら転職しかない
自己肯定感が下がる職場の特徴と解決策について、お伝えしました。
自己肯定感が下がる職場の特徴
- 評価基準に多様性がない職場
- 個人の裁量権が小さい職場
- 業務量が多すぎる職場
自己肯定感を下げないための解決策
- 「働く場所を変える」=「転職」しかない
解決策が「転職しかない」というのは、やや乱暴に思われたかもしれません。しかし、働く環境はそれほど大事なことなのです。
環境の影響を受けずに生きていける人間はいませんよね。
自分にとって負荷のかかる環境に居続ければ、自分では気が付かなくても、確実に精神が擦り減ってきます。
別の場所に移動する元気が残っている内に、早めに決断することをおすすめします!