Webマーケティングを身に付けるにあたって、資格を取得した方がいいのかどうか悩みますよね。
特に未経験からWebマーケティングの仕事を目指すなら、スキルの客観的な証明になる資格は持っておきたいところ。
でも、ちょっと待ってください。資格取得よりも優先させることがあるんです。それが、Webマーケティングの実務経験を積むことです。
この記事でわかること
Q
未経験からWebマーケティングの仕事に就くために資格はいらないのか?
A
資格は必須ではない。必須なのは「実務経験」。資格は実務経験を積んだ後でいい。
この記事では、実際に30代未経験からWebマーケティングの仕事に就いた私が、Webマーケティングにおける資格の必要性について、わかりやすくコンパクトに解説しますね。
この記事を書いた人
- リスキリングで動画編集/Webマーケティングを習得
- 34歳で未経験の業界/職種に転職(地方テレビ局の記者→製造業の広報担当)
- 資格:ITパスポート/基本情報技術者試験/情報学修士号
- ブログ「よちよちデジタル」(月間1.5万PV)運営
Webマーケティングに資格はいらない理由
まず、未経験からWebマーケティングの仕事に就くために、関連する資格は必要かどうかについて、説明しますね。
私の結論は「資格はいらない」です。
実際、私が未経験からWebマーケティングの仕事に就くときも、資格は取得しませんでした。
未経験からWebマーケティングの仕事に就くために資格がいらない理由は2つあると考えています。
資格がいらない理由
- 採用では実務経験が重視されるから
- 業務独占資格ではないから
①採用では実務経験が重視されるから
Webマーケティングの仕事に就くために資格がいらない理由の一つ目は「採用では実務経験が重視されるから」だからです。
実務経験が大事な理由は、運転免許を例にするとわかりやすいと思います。
あなたが運転免許を取得したときのことを思い出してください。
学科試験だけに合格すれば、運転免許が取得できましたか?。違いますよね。
まず何週間もドライビングスクールに通って、車の運連の練習して、最終的に技能試験に合格する必要があったはずです。
つまり、安全に運転ができると認められるには、学科に加えて実践が大事だったということですね。
これはWebマーケティングも同じです。いくら資格で知識を習得しても、それだけではWebマーケティングをうまく実施することはできません。実践して、そこから学ぶ作業が不可欠になります。
最初に運転をした時、運転の流れや方法は座学で学んだはずなのに、シートベルトを付け忘れたことはないですか?
車のエンジンをかけるスイッチがどこにあるのかわからなかったことはないですか?
いくら頭に知識を入れても、実践しなければ、知識を行動につなげることはできないんですね。
Webマーケティングも運転と同じで、いくら資格で知識を得ても、すぐにうまくなりません。
運転と同じで実務経験が絶対に必要です。
企業側もそれはわかっているので、資格の有無よりも、実務経験の有無を評価するんですね。
②業務独占資格ではないから
Webマーケティングの仕事に就くために資格がいらない理由の二つ目は「業務独占資格ではないから」だからです。
特定の資格(業務独占資格)がないとできない業務を「独占業務」といいます。
例えば、医師や弁護士の仕事は独占業務ですね。資格なしで勝手に誰でもできる仕事ではありません。
一方、「Webマーケティングの仕事は独占業務か?」というと、もちろん独占業務ではありません。
知識さえあれば、誰でもできる仕事です。
こういう仕事の場合、やはり大事なのは実務経験になるので、資格はなくてもいいです。
実務経験を積むための方法3選
ここまで「Webマーケティングの仕事に就くためには資格よりも実務経験が大事」というお話をしました。
しかし、「そもそも未経験なんだから、実務経験なんて積めない」と思った方もいらっしゃるはずです。
でも、Webマーケティングの実務経験は、やる気さえあれば誰でも積むことができるんですよ。
Webマーケティングの実務経験を積む方法
- ブログ運営
- SNS運営
- Webマーケティングスクール
①SNS運営
一番手っ取り早く、しかも無料でWebマーケティングの実務経験を積める方法は「SNS運営」です。
取り組むSNSは、XでもInstagramでも何でもよいです。とにかく自分から情報を発信してフォロワーを獲得してみましょう。
でも、ただXでポストするだけでは、独り言をつぶやいているのと変わりません。
Webマーケティングの「ターゲット設定」や「ペルソナ設定」などの知識を活用して、情報発信するのです。
Webマーケティングの基本知識は検索すれば、いくらでもでてきます。
多くの企業はWebマーケティングにSNSを利用しているので、自分でフォロワーを獲得した経験は、そのまま仕事に活かすことができます。
採用でも「〇〇の資格を取得した」と言うより「Xでフォロワーを1000人獲得した」と言えた方が確実にプラスになります。
実務経験とはそういうことなんです。
②ブログ運営
Webマーケティングの実務経験を積む方法の二つ目が「ブログ運営」です。
こちらはSNS運営と違って、完全無料というわけにはいきません。
初期費用として、サーバー代やドメイン代(あわせても2万円以下)がかかります。
ブログ運営では、特に「SEO対策」と「Webライティング」の実践をすることができます。
「SEO対策」と「Webライティング」はWebマーケティングには必須のスキルです。
例えば、ブログを立ち上げて月間1万PVまで伸ばした経験があれば、間違いなく実務経験があると評価されます。
実際、私が転職のときにアピールしたのもブログ運営の実績でした。当時は6000PVほどでしたが、「この人はサイトの立ち上げから、情報発信までできる」と評価してもらえました。
③Webマーケティングスクール
Webマーケティングの実務経験を積む方法の三つ目が、「Webマーケティングスクールで学ぶ」ことです。
「スクールだから、資格と同じで実務経験にならないのでは?」と思われたかもしれませんが、そうではありません。
Webマーケティングスクールの中には、実務経験が積めることを売りにしているスクールもあるんです。
講師の指導を受けながら、スクールが提携しているクライアントのWebマーケティング業務に参加するのです。
ただ、この方法は「SNS運営」と「ブログ運営」に比べて、費用がかかります。
Webマーケティングの資格一覧
ここまで「Webマーケティングの仕事に就くためには資格よりも実務経験が大事な理由」と「実務経験を積むための方法」について解説してきました。
とは言っても、採用で実務経験のレベルが同じような2人が最終候補に残った場合、有利になるのは間違いなく資格を持っている人でしょう。
企業にしてみれば、そちらの方が安心できるからです。
ですので、Webマーケティングの実務経験がある程度できた後に受験するという前提で、Webマーケティングの主な資格をご紹介します。
実は、私は「Webライティング能力検定」と「SEO検定」はいま勉強中です。
転職時には受験しませんでしたが、転職後に社内でライティングの指導も頼まれる機会もあり、-体系的にまとまった知識を習得したいと思い学習を始めました。
Webマーケティングのおすすめ資格
■マーケティング全般
■Web分析
■広告
■SEO対策
■コンテンツ制作
まとめ|Webマーケティングには実務経験が大事
Webマーケティングを仕事にしたいのであれば、まず実務経験を積むことが大事です。その上で、時間にゆとりがあれば、Webマーケティング関連の資格を取りましょう。
Webマーケティングはやろうと思えば、誰でもできます。
多くの活動がデジタルで行われるようになった近年では、ますます重要性が高まっています。
私のように未経験からリスキリング(学び直し)する分野としても、おすすめできるので、ぜひ挑戦してみてください。
インターネットのビジネスの流れがわかるようになるので、単純にすごく面白いですよ!