皆さんは「106キーボード」や「109キーボード」とは、何を指す言葉か、ご存知でしょうか。
実はこれは、キーボードに配列されたキーの個数を表しているんです。
思い返してみてください。自宅やオフィスにあるパソコンのキーボードは、すべて同じ配列でしょうか。
Windowsマークの位置が違ったり、テンキーがあったりなかったり、細かい部分がかなり違っているはずです。
この記事では、日本で広く使われている106・109キーボードとは、どういうものか解説します。
これを読めば、あなたが使っているキーボードが、106なのか、109なのか、はたまたそれ以外なのか、理解できるようになります。
- キーボードの配列は国ごとに違っていて、日本では日本語配列と英語配列が主流
- 日本語配列には、大別して「106キーボード」と「109キーボード」がある
- 106キーボードの最下段に、「Windowsキー」×2と「アプリケーションキー」を追加したのが、109キーボード
- 他にも「92」「108」など、様々な数のキーを持つキーボードがある
日本語配列と英語配列
パソコンのキーボードについて、まず押さえておきたいのは、キーの配列は、国ごとに異なっている点です。
その国の言語に応じて、入力がしやすい配列が採用されています。
日本で主流なのは、日本語がタイピングしやすいように設計された「日本語配列」のキーボードです。
一方で、英語圏の国では、アルファベットが打ちやすいように設計された「英語配列」が主流になります。
日本語配列でも、英語配列でも、アルファベットを入力するキーの並びは、「QWERTY(クワーティ)配列」です。
ですので、日本語配列も英語配列も、基本的なキーの配列は同じなのですが、細かい部分に違いがあります。
主な違い
- 英語配列には、「全角/半角」「カタカナ ひらがな」「変換」「無変換」などのキーがない
- 英語配列には、「かな」が印字されていない
- 日本語配列は、エンターキーが大きく設計されている
日本でも、プログラミングをする方などには、英語配列を好む方もいるようです。
もちろん、英語配列のキーボードを購入してパソコンにつないでも、日本語が打てないということはありません。
しかし、一般的なユーザーが、誤って英語配列のキーボードを購入してしまうと、「あれ!全角半角がない!」と困ってしまうことになるので要注意です。
106?109?日本語配列の種類
とはいっても、日本語配列のキーボードはすべて同じ、という訳ではありません。キー配列は製品によって、細かい部分が異なっているのが実情です。
日本語配列のキーボードは、「106キーボード」と「109キーボード」に大別されます。それぞれ、106個、109個のキーがあるという意味です。
106キーボード
引用:ELECOM Webサイト
109キーボード
引用:ELECOM Webサイト
106キーボードと109キーボードの違いは、配列の最下段に「Windowsキー」×2と「アプリケーションキー」があるかどうかです。
106キーボードに、「Windowsキー」×2と「アプリケーションキー」が追加されたキーボードが、109キーボードです。
「92」「112」 他にも色々あるキー配列
日本では106か109のキーボードが主流ですが、これはあくまでベースについてのみ。実際に販売されている日本語配列のキーボードには、106・109をベースに、キーを追加したり、削除したりした亜種ともいえるキーボードも多く存在します。
色々なキー配列
- 82キーボード:スマホやタブレット端末用のキーボード。コンパクトにするために、キーも最小限になっている
- 92キーボード:109キーボードから、テンキー部分(17キー)をなくしたもの
- 108キーボード:109キーボードから、左下部のWindowsキー1個をなくしたもの
- 112キーボード:109キーボードに、省電力や音量制御などに使う3個のキーが追加されたもの
ほかにも様々な数のキーを持つキーボードがあります。自宅のパソコンやオフィスで何気なく使っているキーボードが、どんなものなのか、調べてみてはいかがでしょうか。
まとめ
- キーボードの配列は国ごとに違っていて、日本では日本語配列と英語配列が主流
- 日本語配列には、大別して「106キーボード」と「109キーボード」がある
- 106キーボードの最下段に、「Windowsキー」×2と「アプリケーションキー」を追加したのが、109キーボード
- 他にも「92」「108」など、様々な数のキーを持つキーボードがある
PCスキル 用語解説
106?109?知っておきたい日本語配列キーボードの基本
2022年3月4日
皆さんは「106キーボード」や「109キーボード」とは、何を指す言葉か、ご存知でしょうか。
実はこれは、キーボードに配列されたキーの個数を表しているんです。
思い返してみてください。自宅やオフィスにあるパソコンのキーボードは、すべて同じ配列でしょうか。
Windowsマークの位置が違ったり、テンキーがあったりなかったり、細かい部分がかなり違っているはずです。
この記事では、日本で広く使われている106・109キーボードとは、どういうものか解説します。
これを読めば、あなたが使っているキーボードが、106なのか、109なのか、はたまたそれ以外なのか、理解できるようになります。
記事のポイント
日本語配列と英語配列
パソコンのキーボードについて、まず押さえておきたいのは、キーの配列は、国ごとに異なっている点です。
その国の言語に応じて、入力がしやすい配列が採用されています。
日本で主流なのは、日本語がタイピングしやすいように設計された「日本語配列」のキーボードです。
一方で、英語圏の国では、アルファベットが打ちやすいように設計された「英語配列」が主流になります。
日本語配列でも、英語配列でも、アルファベットを入力するキーの並びは、「QWERTY(クワーティ)配列」です。
ですので、日本語配列も英語配列も、基本的なキーの配列は同じなのですが、細かい部分に違いがあります。
主な違い
日本でも、プログラミングをする方などには、英語配列を好む方もいるようです。
もちろん、英語配列のキーボードを購入してパソコンにつないでも、日本語が打てないということはありません。
しかし、一般的なユーザーが、誤って英語配列のキーボードを購入してしまうと、「あれ!全角半角がない!」と困ってしまうことになるので要注意です。
106?109?日本語配列の種類
とはいっても、日本語配列のキーボードはすべて同じ、という訳ではありません。キー配列は製品によって、細かい部分が異なっているのが実情です。
日本語配列のキーボードは、「106キーボード」と「109キーボード」に大別されます。それぞれ、106個、109個のキーがあるという意味です。
106キーボード
109キーボード
106キーボードと109キーボードの違いは、配列の最下段に「Windowsキー」×2と「アプリケーションキー」があるかどうかです。
106キーボードに、「Windowsキー」×2と「アプリケーションキー」が追加されたキーボードが、109キーボードです。
「92」「112」 他にも色々あるキー配列
日本では106か109のキーボードが主流ですが、これはあくまでベースについてのみ。実際に販売されている日本語配列のキーボードには、106・109をベースに、キーを追加したり、削除したりした亜種ともいえるキーボードも多く存在します。
色々なキー配列
ほかにも様々な数のキーを持つキーボードがあります。自宅のパソコンやオフィスで何気なく使っているキーボードが、どんなものなのか、調べてみてはいかがでしょうか。
まとめ