皆さんはニュースを見るために、どのような手段を使っているでしょうか。
多くの報道機関や個人の書き手が、インターネットでニュースを発信している昨今。インターネット上のニュースをまとめて配信する、ニュースアプリを使っている方も、多いかと思います。
この記事では、インターネット上の記事を収集できる無料のサービス「Googleニュース」の使い方について解説します。
Googleニュースは、ユーザーの興味や関心を判断して、ユーザーの好みにあったニュースを配信しています。
Googleに強みがある検索エンジンの力をフルに活用して、インターネット上のあらゆるニュースを探し出してきます。
Googleニュースを使って、自分好みのニュース環境を手に入れましょう。
記事のポイント
- Googleニュースで自分の興味や関心がある「情報」を手に入れよう
- おすすめ設定①:トピック・ニュース提供元・ローカルニュースの設定
- おすすめ設定②:検索キーワードの保存
- おすすめ設定③:記事の評価
Googleニュースとは
「Googleニュース」とは、Googleが提供する、ニュースのキュレーションサービスです。
Googleが報道機関としてオリジナルの記事を配信しているわけではなく、インターネット上にある、他の報道機関が配信した多数のニュースを、Googleが独自に探して、ユーザーに届けています。
Googleは、このサービスで、次のようなミッションを掲げています。
誰もが世界の出来事を正しく理解できるよう、さまざまな視点で書かれた質の高いニュースを届ける
Googleウェブサイトより
現代は、多種多様な情報源から、かつてないほど大量のニュースを入手できる時代です。そうしたあらゆるニュースを正しく理解できるようになることは、すべての人にとって重要なことであり、Google はそのサポートができるように努めています。
Googleウェブサイトより
ニュース メディアの数もニュース自体の数も膨大にある現代では、そのすべてを理解することは容易ではありません。そこで Google のニュース サービスは、テクノロジーを活用することで、ウェブ上のさまざまな提供元から関連性と信頼性の高い情報をユーザーが発見できるようにしています。
Googleウェブサイトより
ニュースを選ぶ基準
Googleニュースは、独自のアルゴリズムによって、以下の点を評価して、配信するニュースを決定しています。
- ユーザーが検索したキーワードとの関連性
- Googleサービス上で行った過去のアクティビティなどに基づく関心
- ユーザーの位置情報
- 注目度
- 信頼性
- 鮮度
- サイト上のコンテンツの見やすさ
例えば、Googleで「学び直し」と検索したことがある人は、「ユーザーが検索したキーワードとの関連性」の基準を基に、学び直しに関連するニュースが多く配信されます。
「注目度」は、世間がどの程度、そのニュースを注目しているか、という基準です。これもGoogleニュースが記事を配信する重要な基準になります。ですので、世間が注目するような一大ニュースは、ユーザーの好みに関係なく表示されます。
いまであれば、新型コロナウイルスに関連するニュースは、どんなユーザーでもトップ画面に表示されています。
これは、配信されるニュースが、ユーザーの好みに過度に偏り過ぎることを防ぐための基準である、と考えられます。
Googleニュースの使い方
Googleニュースには、ブラウザ版とスマホアプリ版があります。
ウェブ版を使用する場合は、Googlechrome上で右上に表示されているGoogleアプリ一覧のバナーから、Googleニュースを選択してください。

Googleニュースでは、記事をカテゴリに分けて表示しています。ここではブラウザ版をもとに解説します。
- トップニュース
- おすすめ
- ニュースショーケース
- 日本
- 世界
- ローカルニュース
- ビジネス
- 科学&テクロノジ―
- エンタメ
- スポーツ
「トップニュース」を選択すると、「ヘッドライン」という項目が上位に表示されます。

ヘッドラインでは、同じ言語を設定しているユーザーであれば、すべて共通の記事が配信されます。
一方で、Googleニュースは、一人一人の興味や関心に沿ったニュースを届けることを使命としているので、より自分が読みたいニュースが配信されるように、カスタマイズすることができます。
ここからはGoogleニュースを有効に使うためのおすすめ設定を紹介します。
おすすめ設定①トピック、ニュース提供元、ローカルニュース
左側のメインメニューから、「フォロー中」を選択すると、自分が興味のあるトピックやニュース提供元などを管理することができます。

トピックやニュース提供元を探すには、上段にある検索窓を使います。
関心のあるトピックやお気に入りのニュース提供元を探して、フォローしましょう。
フォローしたトピックやニュース提供元は、それぞれの欄に表示されます。
自分の好みのニュースを配信してもらうために、ローカルニュースの設定も重要です。
メインメニューの「フォロー中」⇒「トピックとニュース提供元」⇒「ローカル」⇒「ローカルニュースを管理」を選択します。

検索窓から、お住まいの地域や、ニュースを配信してほしい地域を入力して、フォローします。
フォローが完了すると、ローカルニュースの欄に、該当の地域が表示されます。
位置情報から、おすすめの地域も表示される場合があります。

おすすめ設定②検索キーワードの保存
次に重要なのが、検索キーワードの保存です。
メインメニューの「フォロー中」を選択して、検索窓から自分が普段よく検索するキーワードを入力します。

すると、左側に、虫メガネのマークがついた検索キーワードが表示されるので、「保存」をクリック。
保存したキーワードは、「保存済み検索条件」に一覧で表示されます。

この設定を行うことで、「トピック」や「ニュース提供元」よりも、細かいカスタマイズが可能になります。
おすすめ設定③記事の評価
最後に重要なのは、表示された記事を評価することです。
配信された記事の下部にある、黒丸が縦に3つ並んだボダンをクリックすると、以下の表示が出ます。

- 「(ニュース提供元)」の記事を非表示
- 類似の記事をもっと見る
- 類似の記事の表示数を減らす
表示された記事が好みでなければ、評価を下げましょう。
その記事を配信したニュース提供元自体を非表示にすることもできますし、似たような記事だけを低評価にして、表示するを減らすこともできます。
一方で、好みの記事があれば、評価を上げましょう。
こうすることで、Googleのアルゴリズムは、あなたの関心や興味にあったニュースを配信するようになります。
まとめ
Googleニュースで、以下の設定をして、自分好みのニュース環境を手に入れましょう。
- Googleニュースで自分の興味や関心がある「情報」を手に入れよう
- おすすめ設定①:トピック・ニュース提供元・ローカルニュースの設定
- おすすめ設定②:検索キーワードの保存
- おすすめ設定③:記事の評価