
- ウェブ検索の精度をもっと上げる方法ってないの?
- もっと自由に検索結果の絞り込みをしたい
こんな悩みを抱えた人におすすめなのが、Googleの検索コマンドを活用することです。
検索コマンドとは
- 検索キーワードだけを入力する通常の検索よりも、検索の精度を高めることができる記号や単語のこと。
- 検索演算子とも呼ばれる。
検索コマンドを活用できれば、Web上で、自分が必要としている情報を、より的確に効率的に収集することができます。
皆さんも複数の検索キーワードをスペースで区切って検索することは、日常的にやっていらっしゃると思います。
「リスキリング 学び直し 違い」などと検索することです。
複数の検索キーワードをスペースで区切って入力すると、すべての検索キーワードを含むページを検索することができます。
実は、これは正式にはAND検索と呼ばれます。
AND検索を行うには、複数のキーワードをスペースで区切るのではなく、間にANDを入れて検索します。
このANDが検索コマンドと呼ばれるものです。
「リスキリングAND学び直しAND違い」という形です。
スペースで区切っても、ANDでつなげて検索してもほぼ同じ結果が得られます。
検索コマンドは、ANDのほかにも、たくさんあります。
中には、Googleの公式ヘルプに掲載がないものの、有効性が確認されている隠しコマンド的なものもあるようです。
本記事では、私が「使える!」と思ったAND検索以外のコマンドをご紹介します。
覚えておいて損はない実用的なテクニックだと思いますので、是非試してみてください。
<本記事の参考文献>
・Google検索ヘルプ「ウェブ検索の精度を高める」
・Yahoo!検索ヘルプ「コマンド(link:, site: など)の使い方」など
「OR」:いずれかのキーワードを検索
複数の検索キーワードを、「OR」で区切って検索します。
「リスキリングOR学び直しOR違い」
ANDコマンドを使い方は同じです。
ANDコマンドでは、複数のキーワードすべてを含むページが検索できました。
ORコマンドでは、複数のキーワードのいずれかを含むページを検索できます。

複数の検索キーワードを入力する場合、ORコマンドを使うことで、ANDコマンドよりも検索対象を広げることができます。
例えば、「リスキリングOR学び直しOR違い」の3つのキーワードを検索する場合を考えます。
OR検索であれば、「リスキリング」と「学び直し」の2つのキーワードだけしか含まないページも検索対象となります。
複数のキーワードで検索すると、ヒット件数が少ないことってありますよね。
そういう場合は、キーワードをORコマンドでつなげて、検索対象を広げると、もっと良い情報に巡り合えるかもしれません。
「“”」完全一致で検索
検索したい単語や語句を引用符(ダブルクォーテーション)「“”」で囲むと、「“”」内と完全に一致する文字が含まれるページを検索することができます。

例えば、文章を書くときに、表現があっているかどうか迷ったら、そのフレーズを「“”」で囲って検索してみるのもおすすめです。
同じ表現が使われているページがあれば、参考にすることができます。ヒットするページがないようだったら、一般的な表現ではないのかもしれません。
「after:」「before:」期間を指定して検索
「直近1年間に投稿された新しいページだけ検索したい」
そういう時に便利なのが、「after:」コマンドです。
「電気自動車 after:2022-01-01」と検索すると、2022年になって投稿されたページだけを検索対象にすることができます。

「after:」コマンドは、新しいページの情報だけを参考にしたい場合に便利です。
一方で、「before:」コマンドは、指定した時期より前に投稿されたページだけが検索対象になります。
「電気自動車 before:2022-01-01」という具合に検索します。
私が「before:」コマンドを使うのは、検索したいキーワードが、過去にどのような表現や捉え方で紹介されていたのかを知りたいときです。
10年前や20年前に限って、検索してみると、時代が進んでいることが実感できて、結構面白いですよ。
「site:」特定のサイト内で検索
特定のサイトのアドレスの前に、「site:」をつけると、検索する対象をそのサイト内のページに限定することができます。
例えば、厚生労働省のWebサイトのアドレスは「https://www.mhlw.go.jp」です。
「社会人 学び直し site:https://www.mhlw.go.jp」と検索すると、厚生労働省のWebサイト内にある「社会人」や「学び直し」の語句を含んだページを探すことができます。

このコマンドは、特に規模の大きいサイト内から、情報を収集したいときに便利です。
「related:」関連するサイトを検索
似たようなサイトから情報収集したいときって、ありますよね。そういう時に使えるのが「related:」コマンドです。
「related:」に続けて、特定のWebサイトのアドレスを入力すると、そのサイトに関連したサイトが表示されます。

例えば、ヤフーニュース(https://news.yahoo.co.jp)に関連したサイトを検索したいときは、「related:https://news.yahoo.co.jp」と検索します。
すると、Googleニュースやgooニュースなど、そのほかのニュースプラットフォームのサイトが表示されます。
「related:」コマンドは、ブログなど小規模サイトではうまく機能しないようです。
当ブログを含めたいくつかのブログサイトで試してみましたが、検索結果はゼロでした。
「link:」特定URLにリンクするページを検索
「link:」に続けて、URLを入力すると、そのURLにリンクするページだけを検索対象にすることができます。
例えば、当サイトにリンクをはっているページを検索したい場合は、「link:https://yochiyochi-digital.com」と検索します。

「こんなコマンド、いつ使うんだ」と思いましたが、私は結構使っています。
というのも、検索でみつけたPDFファイルが置いてる元のページをみつけるために、有効だからです。
興味のある方は、以下の記事をご覧ください。
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