ITパスポート

【徹底比較】失敗しないITパスポート通信講座の選び方…3つの重要ポイント

「ちょっと費用がかかるけど、ITパスポート試験は通信講座で学習してみようかな」

この記事では、そう考えているあなたに、ITパスポートの通信講座選びで重要な3つのポイントを解説します。

受験者数の増加に伴って、近年、多くの企業がITパスポートの通信講座を提供するようになりましたが、サービスの内容は一長一短。価格帯も様々です。

市販の参考書を使って独学するよりも高い費用を出すのですから、より確実に試験に合格し、より効率よく学習ができる通信講座を選ぶ必要があります。

そのために、ぜひチェックしていただきたいのが、次の3点です。

重要ポイント

  • 個別質問ができるか
  • スマホ学習ができるか
  • オリジナル参考書があるか

この3点がなぜ、重要なのか。詳しく解説した上で、おすすめの通信講座もご紹介します。

通信講座を選ぶ3つのポイント

まず押さえておきたいのはITパスポートの合格率です。

合格率(2020年度)

  • 受験者:13万1788人
  • 合格者:7万7512人
  • 合格率:58.8%

ITパスポートは独学で合格が可能とはいっても、受験者の4割が不合格となっています。

そこで、確実に合格を狙いたい方は、通信講座を受講してみるのも選択肢の一つです。

以下にITパスポート講座を提供している主要スクールをまとめました。

スクール名料金個別質問最新シラバス対応動画教材オリジナル参考書模試
オンスク.JP月額定額サービス【ウケホーダイ】
1480円××計2時間
(10分×23回)
×
スタディングITパスポート試験講座7920円×計26時間(37講座)1回
クレアールITパスポート試験合格講座9800円無制限計32時間(30分×63単元)3回
ヒューマンアカデミー(たのまな)ITパスポート試験対策講座1万1000円無制限×全16回××
資格の大原ITパスポート講座
1万5000円無制限全18回5回
フォーサイトITパスポート通信講座1万6800円上限5回計5時間半
LECITパスポート1万9350円×計16時間(60分×16回)××
資格の学校TACITパスポート本科生2万5500円上限50回計38.5時間(165分×14回)3回
ユーキャンITパスポート講座2万6800円上限1日3回順次公開(1本約3分)×2回
主要スクールの概要(よちよちデジタル調べ)

1000円代のものから、2万円を超えるものまで。講座の価格帯は様々です。

私が考える通信講座を選ぶ際の重要ポイントは、以下の3つです。

3つの重要ポイント

▶個別質問ができるか

▶スマホ学習ができるか

▶オリジナル参考書があるか

個別質問ができるか

通信講座を選ぶ際の最も重要なポイントが「個別質問ができるかどうか」です。

ITパスポートは4割の人が不合格となっています。

2020年度の合格率

受験者:13万1788人

合格者:7万7512人

合格率:58.8%

ITパスポートは初心者向けの試験ではありますが、特にテクロノジ系の知識については、文系の人やITに関わる業務についていない人はすぐに単語の意味を理解できないのも事実です。

理解のベースとなるITに関わる経験がないからです。

合格圏の得点を狙うにはただ丸暗記ではなく、その単語が使われる背景にある仕組みや構造をしっかりと理解していくことが重要になります。

そのために効果的なのが、疑問点を仕組みや構造を理解している人に聞ことです。

私は社会人学生として大学院に在学している時に、ITパスポート試験と基本情報技術者試験に合格しました。

私の経歴については、こちらをご参照ください。

通信講座ではなく自前で参考書を購入する独学で、勉強期間は4か月ほどでした。

ただ、この間、参考書だけでは理解ができない知識も多くあり、その度に大学院の学生に質問をしていました。

言ってみれば、個別の家庭教師がいるような環境で独学を進めた形です。

こうした自分で進める学習と「先生」への質問を繰り返すことが、効果的な学習につながったと感じています。

ITパスポートで問われる知識はITをわかっている人にとっては当たり前のことばかりかもしれません。ですが、ITを知らない人にとっては理解する努力が不可欠です。

しかし、独学で自問自答しているだけでは、なかなか理解が進まないものです。必ず、疑問点が出てきます。

通信講座を検討されている方は、自分の疑問点を解決するために「個別質問ができる講座」を選ぶことを強くおすすめします。

スマホ学習ができるか

2つ目のポイントは、スマホ学習ができるかどうかです。

机に座って、紙の参考書を開いて、ガリガリ勉強する。

日々、時間に追われる社会人は、なかなかそんな環境を整えることはできません。

空いた時間で、細切れに勉強する。これが、社会人ができる学習方法です。

そのためには、いつも持ち歩いているスマホで学習できる環境を整える必要があります。

スマホで学習ができるとは、以下の点を満たしていることです。

  • 講義動画をスマホで見られる
  • テキストをスマホで見られる
  • 暗記ツールをスマホで使える

以上の3つのことをスマホで行うことができれば、あなたの学習はとても効率的になります。

スキマ時間というのは、いつ発生するか分かりません。

「この時間に講義動画が見られれば…、参考書があれば…」

せっかく高まった学習意欲を無駄にしないためにも、スキマ時間を効率的に利用できる通信講座を選びましょう。

「スキマ時間を制するものが、試験を制す」です。

オリジナル参考書があるか

3つの目のポイントが「オリジナル参考書があるかどうか」です。

こう言ってしまうと「市販の参考書はダメなのか」と思われてしまいそうですが、そうではありません。

ITパスポート試験に合格するために必要な知識は、市販の参考書でも十分に得ることができます。最新シラバスに対応している参考書も多数あります。

そのことを踏まえた上で、通信講座を選ぶ際に「オリジナル参考書があるかどうか」を挙げたのには理由があります。

オリジナルの参考書をつくっているかどうかが、通信講座を提供するスクールが個別質問で受けた疑問点などを講義内容にきちんとフィードバックしているかどうかの目安になると考えているからです。

通信講座を提供するスクールは、受講者が抱える疑問点や悩みをより多く聞くことができる。これが市販の参考書を制作する出版社とは大きく違う点です。

通信講座を提供するスクールはこの強みを生かして、出版社よりも早いスピードで講義内容を改善していくことができます。

改善を進めていけば、その先にオリジナル参考書の開発という手段が出てくるのは自然なことです。

以上の理由からオリジナル参考書をつくっているかどうかが、講義内容の質の保証になっていると私は考えています。

3つの条件を満たすスクールは…

3つの重要ポイント

▶個別質問ができるか

▶スマホ学習ができるか

▶オリジナル参考書があるか

以上の3点を条件を満たしたスクールは「クレアール」「資格の大原」「フォーサイト」「資格の学校TAC」です。

スクール名料金個別質問最新シラバス対応動画教材オリジナル参考書模試
オンスク.JP月額定額サービス【ウケホーダイ】
1480円××計2時間
(10分×23回)
×
スタディングITパスポート試験講座7920円×計26時間(37講座)1回
クレアールITパスポート試験合格講座9800円無制限 計32時間(30分×63単元) 3回
ヒューマンアカデミー(たのまな)ITパスポート試験対策講座1万1000円無制限×全16回××
資格の大原ITパスポート講座
1万5000円無制限全18回5回
フォーサイトITパスポート通信講座1万6800円上限5回計5時間半
LECITパスポート1万9350円×計16時間(60分×16回)××
資格の学校TACITパスポート本科生2万5500円上限50回計38.5時間(165分×14回)3回
ユーキャンITパスポート講座2万6800円上限1日3回順次公開(1本約3分)×2回
主要スクールの概要(よちよちデジタル調べ)

クレアール ITパスポート試験合格講座

クレアールのITパスポート講座の特徴

▶3条件+問題集・用語集込みで1万円以下

▶講義で試験の解法テクニックも伝授

▶マルチデバイス対応

「個別質問」・「最新シラバス対応」・「オリジナル参考書」の3条件を満たしたスクールで、最も料金が安いのが「クレアール」です。

クレアールは50年以上にわたって資格受験の指導を行ってきた老舗スクールです。

会計士や簿記試験対策に定評がありますが、2021年7月新たにITパスポート講座を開設しました。

価格は税込みで9800円

「個別質問」・「最新シラバス対応」・「オリジナル参考書」を実現するためには、コストも大きくなり、その分、受講料金が高くなりがちです。

しかし、同じく3条件を満たしている「資格の大原」・「フォーサイト」・「資格の学校TAC」の料金と比べると、5000円以上安くなっています。

テキストと問題集、用語集込みの料金なので、他に教材を揃える必要はありません。

また、メールのみではありますが、個別質問の回数が無制限というのも魅力的です。

ただ、現在の料金は「新規開講特別価格」となっているため、今後改定の可能性があります。

さらに特徴的なのは、動画講義で知識の説明を行うだけでなく、模試の解説動画も提供し、問題の解き方についても指導してくれることです。

試験で「知識を知っているのに問題が解けない」という経験をされた方も多いのではないでしょうか。

試験学習では知識をどれだけインプットするかだけが重視されがちですが、同じくらい知識をどう活用して問題を解くかというアウトプットの練習も重要です。

クレアールはこの点を重視していて、解答までの思考プロセスの徹底伝授」を掲げています。

もちろん、マルチデバイスにも対応していて、講義動画はパソコンをはじめ、タブレットやスマホからでも視聴することができます。

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クレアール

資格の大原 ITパスポート 総合本コース

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次に紹介するのは「資格の大原」です。

大原の個別質問も回数に制限はなく、電話やメールに加えて、Zoom(ウェブ会議システム)を利用した質問にも応じています。

大原のZoom質問サービス

▶予約制で1日1回まで(1回20分まで)

▶マンツーマンで講師に質問ができる

▶追加料金なし

Zoomを利用した質問は1日1回まで、1回の時間は20分です。時間内であれば会話をしながら何度でも質問ができるので、より的確に疑問点を解消することができます。

大原の教材は以下の通りです。

大原のITパスポート講座

合格テキスト1冊、トレーニング問題集1冊、板書まとめノート1冊、ミニテスト1冊、模試5回

オリジナルテキストに関しては「長年蓄積したノウハウと最新の試験情報を収録し、必要に応じて改定を行っている」としています。

また、「板書まとめノート」は動画講義で板書される内容を予め印刷したものです。講義中に板書を書き写す手間を省くことができるのが好評のようです。

さらに、通信講座の受講生であっても大原の自習室を無料で利用することができます

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フォーサイト ITパスポート スピード合格講座

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フォーサイトのITパスポート講座も「個別質問」・「最新シラバス」・「オリジナル参考書」の3条件を満たしています。

ITパスポートの合格率は58.8%(2020年度)ですが、フォーサイト受講生の合格率は90.2%と約1.6倍となっています。

ただ、「個別質問」に関してはフォーサイトは受講中一人5回までの上限が設けられています。

質問が無制限にできる「クレアール」・「資格の大原」と比べると見劣りしますが、フォーサイトは受講者の質問回数は平均3回なので「通常であれば足りないことはない」としています。

一方で、受講者一人一人に個別カウンセリングを行っていて、学習方法などについて相談することができます。

フォーサイトの特色は「フルカラーのオリジナルテキスト」「スマホ学習のしやすさ」です。

「モノクロで文字ばかりの参考書は見るだけで嫌気がさす」という方もいらっしゃると思います。

その点、フォーサイトは参考書の見やすさ・分かりやすさを重視していて、イラストも多く取り入れています。

また、受講者のスマホ学習をサポートしているのが独自のeラーニングシステム「マナブン」です。

日々忙しい社会人が短期間で合格するためには、通勤時間や昼休憩のちょっとした時間を学習に充てられることが重要になります。

その際に大きな武器になるのがスマホです。

スマホで学習ができれば、参考書や問題集を開く場所もいりません。片手でご飯を食べならがら、片手だけ操作しながら学習することもできます。

こうしたスマホ学習に最適化しているのが、フォーサイトのマナブンです。

フォーサイトのマナブン

▶専用スマホアプリで学習できる(Android・iOS対応)

▶紙と同じテキストを閲覧できる

▶講義動画は1.5倍速で視聴できる

▶テキストや動画はオフラインでも利用できる

▶確認テストができる

マナブンでは配布される紙の教材と同じテキストがスマホでも閲覧できます。

私も経験があるのですが、スキマ時間を活用したいと思っても、職場や電車で大っぴらに資格試験の参考書を広げるのには抵抗を感じる方が多いのではないでしょうか。

スマホであれば、目立たず、かさばらずにスキマ時間を有効活用できます。

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資格の学校 TAC ITパスポート本科生

TACでも「TAC WEB SCHOOL」というeラーニングシステムを導入していて、スマホ用の専用アプリ(Android・iOS対応)をリリースしています。

フォーサイトと同じように紙の教材を閲覧したり、オフラインでも動画を視聴することができます。

また、個別質問も上限50回まで。講座動画も約40時間分と充実の内容となっています。

TACで最も注目したいのが「教室での講義にも参加できる(スクーリング)」ことです。

通信講座の受講生であっても、TACの教室で行われている授業に3回まで参加することができます。

通信講座は他の受験生との接点がないため、モチベーションの維持が重要になります。

教室で実際に授業を受けることは意欲を高めることにつながります。

ただ、TACの講座は2万5500円と、他のスクールと比べて高い価格設定となっています。

通信の手軽さと通学の手厚さに対応した上での価格ということでしょうか

まとめ

以上、おすすめの通信講座をご紹介しました。

重ねてになりますが、独学ではなく通信講座を選ぶ目的は「確実に合格すること」です。

そのために重要視すべきは、以下の3点です。

3つの重要ポイント

▶個別質問ができるか

▶スマホ学習ができるか

▶オリジナル参考書があるか

ITパスポート試験の受験者が増加していることを背景に、多数のスクールが講座を提供しています。

合格につながる講座を見極めるための参考になれば幸いです。

なお、2021年10月に情報処理推進機構が最新のシラバス6.0を発表しました。試験への適用は2022年4月からで、今後は各通信講座もシラバス6.0に対応していくものとみられます。

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