ITパスポート

仕事で役に立つITパスポートの知識3選

ITパスポート試験に興味がある。


「だけど受験しようか迷っている」という方は多いのではないでしょうか。

ITパスポートは合格しても意味がない


ITパスポートは無駄」


そんな声があるのも事実です。


ただ、「ITのことを知りたいけど、いまはよくわからない」という人には、ITパスポートはうってつけの試験です。


その名の通り、この試験に合格することでIT世界の入り口に立つことができます


きょうはITパスポート試験が、どのように仕事に役に立つのかを解説していきます。

ITパスポートは役に立つのか?

まず、ITパスポートについて、知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

https://yochiyochi-digital.com/it%e3%83%91%e3%82%b9%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%83%88%e8%a9%a6%e9%a8%93%e3%81%a8%e3%81%af%e3%80%80%e3%83%93%e3%82%b8%e3%83%8d%e3%82%b9%e7%9f%a5%e8%ad%98%e3%82%82%e5%be%97%e3%82%89%e3%82%8c%e3%82%8b/123/

上記の記事でも解説しましたが、ITパスポートとは年間10万人が受験する国家試験です。

受験者は右肩上がりに増加していて、その6割が社会人です。

ただ、この試験に合格したからといって、特別に身に付くスキルはありません。

いま注目のプログラミングスキルも,この試験で問われることはありません。

「ITパスポートは合格しても意味がない」

「ITパスポートは無駄」

インターネット上ではそんな意見も散見されます。

ただ、このような評価はすでにITについて一定の知識を持っているエンジニアやIT企業に勤めている人によるものです。

私はIT未経験者にとって、ITパスポートはうってつけの試験だと考えています。

実際、ITパスポートを社内教育に活用している大手企業もたくさんあるからです。

<ITパスポートを社内教育に活用している企業>※一部抜粋

サイバーエージェント全新入社員が受験

NTTドコモ全社員対象の資格取得奨励制度に含む。合格者には一時金支給

カブドットコム証券全社員は試験の合格必須。受験料を会社負担

富士ゼロックス営業職の新人全員の合格を目標に

JR東日本内定者の取得を推奨

日立製作所営業部門の新人に受験を必須化

富士通営業職新人は1年目の終わりに全員合格

『【ITパスポート試験】情報処理推進機構』ウェブサイトより 参照日:2021年2月1日

新人社員に取得を促す企業が多いのは、ITパスポート合格によって、今後の成長の土台となるリテラシーが身に付くからだと考えられます。

ここからは私がITパスポートを取得して役に立ったと感じた点を3つ紹介します。

仕事に使えるITパスポート①「経営戦略の知識」

まず、挙げるのが「経営戦略マネジメント」に関する知識です。

「経営戦略マネジメント」では、以下の内容を学ぶことになります。

<経営戦略マネジメントの学習目標>

●代表的な経営情報分析手法に関する基本的な考え方を理解する

⇒「SWOT分析」、「3C分析」、「競争優位」、「同質化戦略」など

●マーケティングに関連する基本的な考え方を理解する

⇒「4P・4C分析」、「アンゾフの成長マトリクス」、「ブランド戦略」など

●ビジネス戦略立案のための代表的な情報分析手法を理解する

⇒「CSF(重要成功要因)」、「KPI(重要業績評価指標)」、「バリューエンジニアリング」など

●経営管理システムの基本的な考え方を理解する

⇒「CRM(顧客関係管理)」、「バリューチェーンマネジメント」、「ナレッジマネジメント」など

出典:「ITパスポート試験」シラバス(Ver.5.0)

経営戦略といっても、一般の会社員には使いようのない知識に思えるかもしれません。

ただ、経営戦略に関する知識を知ることは、勤めている会社や自分自身の現状、それに仕事のやり方などを見直すきっかけになります。

例えば、「SWOT分析」。

これは組織や個人の現状分析を行うための有名なフレームワークです。

フレームワークとは、複雑な物事をとらえやすくするために利用する考え方の枠組みのことです。

頭であれこれ思いを巡らせるよりも、1つ1つ考えたことをフレームワークに落とし込んでいくことで、頭の中を可視化できます。

いまの会社はこのままで大丈夫なのか」


「今後、自分はどういうキャリアを選択していけばいいのか」


こうした悩みを抱えた方は、SWOT分析で自分や会社の強みなどを分析してみるというのも解決方法の1つだね。

実際、私もITパスポートで初めてSWOT分析を知り、自分の会社を分析してみました。

経営に携わる立場ではありませんが、自分の会社の置かれている状況を可視化することで、自分の今後の身の振り方を考えるきっかけになりました。

ほかにもITパスポート試験では現状を可視化する多くの方法論を学ぶことができます。

経営に携わっていない一般の会社員でも、これらの知識を知っておいて損なことはありません。

仕事に使えるITパスポート②「プロジェクトマネジメント」

次に、紹介するのが「プロジェクトマネジメント」に関する知識です。

プロジェクトとは「日々行っている繰り返しの業務ではなく、期間限定で発生する仕事」と私は理解しています。

IT業界では、ソフトウェアやシステムを制作することが、プロジェクトにあたります。

ソフトウェアやシステムは、個々のニーズによって仕様が変わるので、同じもの繰り返しつくることは少ないというのが理由のようです。

プロジェクトと普段の業務では仕事のやり方が違ってきます。

最も大きな違いは、プロジェクトは「先が読めない」ことです。

ただ、先が読めない中でもきちんとプロジェクトを進めて、結果を出さなくてはなりません。

そこで必要となるのが「プロジェクトマネジメント」です。

この分野の学習では、プロジェクトを失敗なく進めるための方法論を学びます。

プロジェクトというと少し大げさに聞こえるかもしれませんが、皆さんも定型業務からは外れた仕事をすることって、多くありませんか。

そうした業務も、例え1日で終わるものであってもいってみればプロジェクトです。

旅行もプロジェクトと言えます。毎回、行き先は同じではないからです。

こうしたマニュアル化されていないプロジェクトを、うまく進めるポイントは何か。

その点を学習できるのが、プロジェクトマネジメントの分野です。

仕事に使えるITパスポート③「企業活動に関する知識」

最後に挙げるのは「企業活動」に関する知識です。

皆さん、「売上総利益」・「営業利益」・「経常利益」の違いって分かりますか?

あなたの会社の組織形態は、職能別組織ですか?階層型組織ですか?

会社員の方であっても、意外に答えられないのではないかと思います。

こうした知識は「企業活動」に関する知識です。

会社員が普段、意識するのは自らが係わっている部署の業務に関することが多くなると思います。

企業を身体に例えるなら、各部署は手や足に相当します。

ただ、会社員も企業あってのもの。

個別の部署で働いていたとしても、企業全体、つまり身体がどうなっているのかも知っておく必要があります。

ただ、企業活動全体のことは、なかなか把握しづらいものです。

それを助けてくれるのが、企業活動に関する知識です。

ITパスポートでは、IT系の試験ではありますが、こうしたビジネスに役立つ知識を広く学ぶことができます。

ITパスポートをとると「ITが楽しくなる!」

ここまでITパスポートの役に立つ知識を3つ挙げてきましたが、最後に言えることがもう一つ。

「ITパスポートを取得すると、ITが楽しくなる」ということです。

ITパスポートで問われるのはITに関する基本的な知識ですが、未経験者にとってみれば、それでも十分ITに詳しくなったような気がします。

私が実際にそうでした。

ITパスポート取得がきっかけで、さらにITに興味が沸き、基本情報技術者試験にも合格することができました。

きょうのまとめ

ITパスポート試験で役に立つ知識3選

①経営戦略に関する知識

②プロジェクトマネジメントに関する知識

③企業活動に関する知識

ほかにも、色々ためになる知識を勉強できますよ。

ITパスポートを受験する方は、こちらの記事もご参考に。

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