- 「文系社会人が基本情報技術者試験に合格するために必要な学習時間は?」
- 「何ヵ月で合格できるの?」
この記事でわかること
- 基本情報技術者試験合格に必要な学習時間は約200時間
- 1日45分の学習時間で約9ヵ月の学習期間が現実的か
基本情報技術者試験はエンジニアやプログラマーなどITを作る人向けの試験ですが、ITに詳しくなりたい文系社会人が合格することも可能です。
ITを作る人たちにとっては「合格して当たり前の試験」などといわれています。
しかし、非IT系職種の社会人にもおすすめできる試験で、合格するメリットはITパスポートの比ではありません。
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ですが、ITパスポート試験よりはぐっと試験の難易度が高くなり、きちんとした時間を使って対策をする必要があります。
本記事では、基本情報技術者試験に合格するために必要な学習時間と期間を、私の実体験などを交えて、解説していきます。
この記事を書いた人

よーへい
- 30歳からITの学び直しを始めた男性会社員
- ITパスポート試験(2018年12月)合格
基本情報技術者試験(2019年4月)合格 - 情報学修士号取得(2021年3月)
- よちよち歩きで学んだITのあれこれを当ブログで発信中
学習時間200時間が目安
まず、基本情報技術者試験の通信講座を提供している各スクールが、合格するためにどの程度の学習時間を想定しているのかをまとめてみました。
スクール | 学習時間 |
アイテック |
ITの基礎知識をお持ちの方:約200時間 ITの基礎知識から勉強を予定の方:約240時間 |
大原 | 着実に学習を進めたい方:標準学習時間6∼8カ月 |
スタディング | IT知識あり:約50時間 IT初学者:約200時間 |
フォーサイト | IT知識あり:約50時間 IT初学者:約150∼200時間 |
ビズラーン | 約200時間 |

会社によって、予想学習時間に多少の幅がありますが、IT初学者が合格するために必要な学習時間は約200時間というのが目安になりそうです。
200時間学習するには…
では、約200時間の学習時間というのは、どのくらいの期間で確保することができるのでしょうか。
1日に確保できる学習時間ごとに、計200時間の学習時間を達成するまでの期間を試算してみました。
200時間学習するには…
- 1日30分⇒約1年3カ月(400日)
- 1日45分⇒約9ヵ月(267日)
- 1日1時間⇒約7か月(200日)
- 1日2時間⇒約3カ月(100日)
私は「1日45分:9ヵ月」で合格
私は2019年4月に基本情報技術者試験を受験し、合格しました。その際の学習スケジュールは以下の通りです。
1日45分の学習時間で、約9ヵ月かかりました。
- ITパスポート試験の学習
- 2018年8月:学習開始
- 2018年12月8日:受験(合格)
- 基本情報技術者試験の学習
- 2019年12月:ITパスポート試験合格後に午前試験の学習開始
- 2019年1月中旬:午後試験の学習開始
- 2019年4月21日:受験(合格)
私が基本情報技術者試験を目指すために、まず取り組んだのがITパスポート試験に合格することです。
完全なIT初学者だったので、基本情報技術者試験より1つレベルの低いIパスに合格して、基礎を固めようと考えたからです。

基本情報技術者試験の午前試験とIパスは、学習範囲がほぼ同じです。なので、Iパスの学習を進めることが、同時に基本情報技術者試験の午前試験対策にもなりました。
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ITパスポート試験に合格した後に、基本情報技術者試験の午前試験対策では不足している範囲を学習を開始。試験の4カ月ほど前からは、午後試験対策に集中的に取り組みました。
当時は本業と育児が忙しかったため、確保できる1日の学習時間は多い日でも1時間。平均すれば45分程度(朝15分:夜30分)でした。

IT初学者の社会人が1日2時間もの学習時間をつくり、3カ月で基本情報技術者試験に合格することはかなり難しいでしょう。
本業や子どもがいる方なら育児の忙しさも加味して、1日45分程度の学習を約9ヵ月続けて合格を目指すプランが現実的ではないでしょうか。
まとめ
この記事のまとめ
- 基本情報技術者試験合格に必要な学習時間は約200時間
- 1日45分の学習時間で約9ヵ月の学習期間が現実的か