ITパスポート試験 おすすめ書籍

【厳選3冊】独学・初学者におすすめ!ITパスポートの参考書

2021年4月4日

この記事でわかること

  • 参考書選びで重要な4つの条件
  • おすすめ参考書①:みんなが欲しかった!ITパスポート」
  • おすすめ参考書②:「いちばんやさしいITパスポート」
  • おすすめ参考書③:「出るとこだけ!ITパスポート」
悩み
  • 「ITパスポートの参考書は種類が多くて、どれを選べばいいかわからない」
  • 「参考書ごとの特徴を教えてほしい」

市販のテキストを購入して、ITパスポート試験の学習を始めようと考えている方も多いのではないでしょうか。

でも、ITパスポートのテキストは種類が多く、悩む方も多いと思います。

指さし

この記事では、私の実体験をもとに、初学者が独学でITパスポート試験に合格するためにおすすめの参考書をご紹介します。

この記事を書いた人

よーへい

  • 30歳からITの学び直しを始めた男性会社員
  • ITパスポート試験(2018年12月)合格
    基本情報技術者試験(2019年4月)合格
  • 情報学修士号取得(2021年3月)
  • よちよち歩きで学んだITのあれこれを当ブログで発信中

初学者が使いやすい参考書の4条件

まず、私がおすすめする「使いやすい」参考書の4つの条件をご紹介します。

初学者におすすめの参考書

  • 図・イラストが多い
  • 試験の出題傾向分析あり
  • シラバスVer6.0に対応
  • 赤シートで重要単語を隠せる

図・イラストが豊富

ITパスポート試験では、IT初心者には理解しにくい用語が、頻繁に登場します。

そこで重要なのが、図やイラストです。

指さし

難しい用語でも、図やイラストがあれば、理解がしやすくなり、学習の効率もアップします。

試験の出題傾向を分析

一般的に、試験には出題される問題に傾向があります。

シラバスの内容が、まんべんなく、出題されるのではなく、「必ず出題される」、または、「出題されやすい」問題があります。

良い参考書というのは、こうした試験の出題傾向を分析して、内容に反映させています。

指さし

シラバス記載の用語を網羅して解説するのではなく、優先順位をつけて、合格につながる知識を厳選している。

初学者の学習効率アップの手助けをしてくれるは、そうした参考書です。

最新シラバスVer6.0対応

ITは日々進化するもの。次々に、新しい用語が生まれています。

そうした現状に対応するために、ITパスポート試験のシラバスも、随時、改訂が行われています。

現在の最新シラバスは、2021年10月に発表されたシラバス6.0です。

指さし

ITリテラシーは、日々、変化していくものです。

せっかく身に着けたリテラシーの内容が、「古かった」とならないように、参考書は最新シラバスに対応しているものを選びましょう。

赤シートで重要単語を隠せる

参考書の重要単語を、赤シートで隠すことができる。好みはあるかもしれませんが、この点も、非常に重要なポイントだと私は思います。

資格試験などに合格するために必要なテキストには、目的に応じて3つの機能があると考えています。

テキストの3つの機能

  • 参考書機能:初めての知識を理解する手助けをする
  • ドリル機能:理解した知識をアウトプットする練習をする
  • 過去問題集機能:実際の試験の形式に慣れる

参考書は、初めての知識を理解する手助けをしてくれる機能が最も求められます。

しかし、知識は、ただインプットしているだけは、定着しません。

覚えた知識をアウトプットする練習をすることで、記憶の定着が促進されます。

そのために必要になるのが、ドリルや過去問題集の機能です。

IT初心者は、参考書機能を一番に考えてテキストを選ぶべきですが、アウトプット機能があるかどうかも、見過ごせないポイントです

そこでお勧めなのが、重要単語を、赤シートで隠すことができるタイプの参考書です。

このタイプであれば、参考書を、アウトプットの練習をする穴あきドリルとして、使うことができます。

指さし

スキマ時間に参考書を読むときも、重要単語を赤シートで隠しながら読み進めることで、どの程度、知識を覚えているか、確認することにも役立ちます。

好みはあるかもしれませんが、私はこの方法が性に合っています。

おすすめの参考書

ここまで、初心者が独学で合格するために、お勧めの参考書の条件を、ご紹介しました。

初学者におすすめの参考書

  • 図・イラストが多い
  • 試験の出題傾向分析あり
  • シラバスVer6.0に対応
  • 赤シートで重要単語を隠せる

よちよちデジタルでは、数ある参考書の中から、これらの条件を満たす参考書を独自に選びました。

指さし

条件を満たす参考書は、わずか3冊になってしまいましたが、どれも初心者におすすめができる参考書です。

初学者にお勧めの参考書

  • みんなが欲しかった!ITパスポートの教科書&問題集
  • いちばんやさしいITパスポート絶対合格の教科書+出る問題集
  • 出るとこだけ!ITパスポート テキスト&問題集

みんなが欲しかった!ITパスポートの教科書&問題集

試し読みは、こちら

編著はTAC出版情報処理試験研究会です。

TACはITパスポート試験の通信講座も提供しています。

通信講座を提供している会社の参考書というだけあって、「かなり作り込まれている」という印象の一冊です。

全ページオールカラーで、見やすいレイアウトになっています。

「ぱす男」と「ぽー子」というキャラクターも登場し、随所で補足や得点アップにつながるコメントをしています。

こうした会話形式のレイアウトになっていることも、読みやすさにつながっています。

また、シラバス5.0とシラバス6.0で追加された新しい単語には、マークがついています。

今後、試験で出題される可能性が高い単語ですので、重点的に学習することができます。

いちばんやさしいITパスポート絶対合格の教科書+出る問題集

続いては、「いちばんやさしいITパスポート」です。

試し読みは、こちら

「いちばんやさしいITパスポート」がうたうのは、「短期間で一発合格するための試験対策」。「試験に合格することのみを目的に企画・構成した」と明言するほどです。

そのために、特に試験の出題傾向分析と図・イラストによる解説に力を入れています。

引用元:SB Creative

こうしたイラストが、随所に入れられています。

また、「試験にはコレが出る!」という欄が設けられていて、各章でこれだけは覚えるべき単語がまとめられています。

引用元:SB Creative
引用元:SB Creative

学習のアドバイスについても、ポイントを絞って教えてくれます。

約500ページと他の参考書と同じくらいのボリュームでありながら、索引数は約650語と、比較した参考書の中では最も少なくなっています。

これは試験の出題傾向分析図・イラストによる解説に力を入れた裏返しと言えます。

引用元:SB Creative

赤シートも付属されているので、買う必要はありません。

赤シートを最大限活用できるのが巻末に掲載された、章ごとの重要用語をまとめた8ページに及ぶチェックリストです。

寝る前の少しの時間や、試験までの待機時間などに、効率的に暗記をすることができます。

参考書では珍しい質問サポート

さらに、「いちばんやさしいITパスポート」の大きな特徴は、読者専用サイトで質問を受け付けていることです。

学習の過程で、テキストに書かれた説明だけでは分からないことは必ず出てきます。そうした疑問を質問という形で一つ一つ消していくことは、知識の定着に効果的です。

出るとこだけ!ITパスポートテキスト&問題集

試し読みは、こちらから。

本書でまず目を引くのは、巻頭特集です。

コンピュータや周辺機器などの実物写真が、カラーで掲載されています。

コンピュータのことを学ぶITパスポート試験ですが、コンピュータの写真を掲載している参考書は、実は多くありません。

ITパスポート試験で学習する単語は、IT初心者には馴染みがないものが多くあります。

そうした時には、言葉からイメージを膨らませるよりも、実物を見るのが一番。

写真と学習内容をリンクさせることで、わかりやすい学びにつながるはずです。

本書は、特に試験の出題傾向分析に力を入れていて、各分野で出題回数が多い用語をランキングにして整理しています。

本編の中でも、該当の単語には、ランキングの順位が、吹き出しがつけられています。

著者は城田比佐子さん。大手資格スクールのTACなどで情報処理教育に携わった経験のある方です。

ITパスポートの上位資格である基本・応用情報技術者試験の参考書も執筆されています。

本書は、城田さんが分かりやすいく解説していることに加えて、ところどころにキャラクター同士の会話が挿入されていて、読み進めやすくなっています。

忙しい社会人には通信講座もおすすめ!

ITパスポートは市販テキストを使った学習でも合格することができます。

しかし、学習を始める前に考慮すべきなのは、ITパスポートの勉強時間合格率です。

1日45分で約4カ月

私の経験談で言えば、参考書を使った独学でITパスポート試験に合格するには、1日の学習時間が45分として約4カ月かかります。

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合格率は53% 約半数は不合格

以下は、2021年度のITパスポート試験の合格率です。

Iパスの合格率

  • 受験者:21万1145人
  • 合格者:11万1241人
  • 合格率:52.7%

ITパスポートは初学者向けの試験とはいっても、2021年度の合格率は約53%。



実は受験者の約半数が不合格になっています。

「簡単な試験だから、参考書一冊買えばいいだろう」と考えてしまうのは軽率といえる合格率です。

自動車免許の試験と同じで、最終的にほとんどの人が合格できますが、適切な学習をしないと合格はできません。

より短い期間で確実な合格を目指すには?

「もう少し短い学習期間で合格したい」

「確実に合格したい」

そう考えている方は社会人の方は、市販のテキストより学習費用が高くなったとしても、通信講座を選んでみるのも選択肢の一つです。

指さし

なぜなら、スキマ学習ながら学習によって、学習期間を短くできるからです。

スキマ時間ができたら、すぐに参考書を開ける学習環境。



通勤や家事などの時間に、講義動画や講義音声を流せる学習環境



こうした環境を用意して、スキマ学習とながら学習をすることで学習効率はとても高まります。



もちろん市販のテキストよりも学習費用は高くなってしまいますが、学習効率が高まることで、より短期間で、より確実に合格を目指せます。

効率的な学習より確実な合格



このために通信講座を選ぶことは、忙しい社会人にとっては、決して高い買い物ではありません。

独学ではなく、通信講座を選びたいという方は、こちらの記事もご覧ください。

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