「ITパスポートを受験しようと考えているけど、どの参考書を選べばいいかわからない」
「どの参考書も同じに見えて、違いがわからない」と悩んでいる方も多いかと思います。
実際、書店にいくと数多くのITパスポート関連のテキストが置いてあります。
この記事では、初心者が独学で合格するために、おすすめの参考書をご紹介します。
初心者にお勧めの参考書
- 図・イラストが多い
- 試験の出題傾向分析あり
- シラバスVer6.0に対応
- 赤シートで重要単語を隠せる
初心者に使いやすい参考書とは?
図・イラストが豊富
ITパスポート試験では、IT初心者には理解しにくい用語が、頻繁に登場します。
そこで重要なのが、図やイラストです。
難しい用語でも、図やイラストがあれば、理解がしやすくなり、学習の効率もアップします。
試験の出題傾向を分析
一般的に、試験には出題される問題に傾向があります。
シラバスの内容が、まんべんなく、出題されるのではなく、「必ず出題される」、または、「出題されやすい」問題があります。
良い参考書というのは、こうした試験の出題傾向を分析して、内容に反映させています。
シラバス記載の用語を網羅して解説するのではなく、優先順位をつけて、合格につながる知識を厳選している。
初心者の学習効率アップの手助けをしてくれるは、そうした参考書です。
最新シラバスVer6.0対応
ITは日々進化するもの。次々に、新しい用語が生まれています。
そうした現状に対応するために、ITパスポート試験のシラバスも、随時、改訂が行われています。
現在の最新シラバスは、2021年10月に発表されたシラバス6.0です。
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ITパスポート試験に合格する目的は、ITリテラシーを身につけることです。
ITリテラシーも、日々、変化していくもの。
せっかく身に着けたリテラシーの内容が、「古かった」とならないように、参考書は最新シラバスに対応しているものを選びましょう。
赤シートで重要単語を隠せる
参考書の重要単語を、赤シートで隠すことができる。この点も、非常に重要なポイントです。
資格試験などに合格するために必要なテキストには、目的に応じて3つの機能があると考えています。
テキストの3つの機能
- 参考書機能:初めての知識を理解する手助けをする
- ドリル機能:理解した知識をアウトプットする練習をする
- 過去問題集機能:実際の試験の形式に慣れる
参考書は、初めての知識を理解する手助けをしてくれる機能が最も求められます。
しかし、知識は、ただインプットしているだけは、定着しません。
覚えた知識をアウトプットする練習をすることで、記憶の定着が促進されます。
そのために必要になるのが、ドリルや過去問題集の機能です。
IT初心者は、参考書機能を一番に考えてテキストを選ぶべきですが、アウトプット機能があるかどうかも、見過ごせないポイントです。
そこでお勧めなのが、重要単語を、赤シートで隠すことができるタイプの参考書です。
このタイプであれば、参考書を、アウトプットの練習をする穴あきドリルとして、使うことができます。
参考書を復習するときにも、赤シートで隠しながら読み進めることで、どの程度、知識を覚えているか、確認することにも役立ちます。
お勧めの参考書
ここまで、初心者が独学で合格するために、お勧めの参考書の条件を、ご紹介しました。
初心者にお勧めの参考書
- 図・イラストが多い
- 試験の出題傾向分析あり
- シラバスVer6.0に対応
- 赤シートで重要単語を隠せる
よちよちデジタルでは、これらの条件を満たす参考書を独自に選びました。
お勧めの参考書は、以下の3冊です。
初心者にお勧めの参考書
- みんなが欲しかった!ITパスポートの教科書&問題集
- いちばんやさしいITパスポート絶対合格の教科書+出る問題集
- 出るとこだけ!ITパスポート テキスト&問題集
みんなが欲しかった!ITパスポートの教科書&問題集
試し読みはこちらから。
編著はTAC出版情報処理試験研究会です。
TACはITパスポート試験の通信講座も提供しています。
通信講座を提供している会社の参考書というだけあって、「かなり作り込まれている」という印象の一冊です。

全ページオールカラーで、見やすいレイアウトになっています。
「ぱす男」と「ぽー子」というキャラクターも登場し、随所で補足や得点アップにつながるコメントをしています。


こうした会話形式のレイアウトになっていることも、読みやすさにつながっています。
また、シラバス5.0とシラバス6.0で追加された新しい単語には、マークがついています。

今後、試験で出題される可能性が高い単語ですので、重点的に学習することができます。
いちばんやさしいITパスポート絶対合格の教科書+出る問題集
続いては、「いちばんやさしいITパスポート」です。
試し読みは、こちら。
「いちばんやさしいITパスポート」がうたうのは、「短期間で一発合格するための試験対策」。「試験に合格することのみを目的に企画・構成した」と明言するほどです。
そのために、特に試験の出題傾向分析と図・イラストによる解説に力を入れています。

こうしたイラストが、随所に入れられています。
また、「試験にはコレが出る!」という欄が設けられていて、各章でこれだけは覚えるべき単語がまとめられています。


学習のアドバイスについても、ポイントを絞って教えてくれます。
約500ページと他の参考書と同じくらいのボリュームでありながら、索引数は約650語と、比較した参考書の中では最も少なくなっています。
これは試験の出題傾向分析と図・イラストによる解説に力を入れた裏返しと言えます。

赤シートも付属されているので、買う必要はありません。
赤シートを最大限活用できるのが巻末に掲載された、章ごとの重要用語をまとめた8ページに及ぶチェックリストです。

寝る前の少しの時間や、試験までの待機時間などに、効率的に暗記をすることができます。
参考書では珍しい質問サポート
さらに、「いちばんやさしいITパスポート」の大きな特徴は、読者専用サイトで質問を受け付けていることです。

学習の過程で、テキストに書かれた説明だけでは分からないことは、必ず出てきます。そうした疑問を質問という形で一つ一つ消していくことは、知識の定着に効果的です。
出るとこだけ!ITパスポートテキスト&問題集
試し読みは、こちらから。
本書でまず目を引くのは、巻頭特集です。

コンピュータや周辺機器などの実物写真が、カラーで掲載されています。
コンピュータのことを学ぶITパスポート試験ですが、コンピュータの写真を掲載している参考書は、実は多くありません。
ITパスポート試験で学習する単語は、IT初心者には馴染みがないものが多くあります。
そうした時には、言葉からイメージを膨らませるよりも、実物を見るのが一番。
写真と学習内容をリンクさせることで、わかりやすい学びにつながるはずです。
本書は、特に試験の出題傾向分析に力を入れていて、各分野で出題回数が多い用語をランキングにして整理しています。

本編の中でも、該当の単語には、ランキングの順位が、吹き出しがつけられています。

著者は城田比佐子さん。大手資格スクールのTACなどで情報処理教育に携わった経験のある方です。
ITパスポートの上位資格である基本・応用情報技術者試験の参考書も執筆されています。
本書は、城田さんが分かりやすいく解説していることに加えて、ところどころにキャラクター同士の会話が挿入されていて、読み進めやすくなっています。

独学ではなく、通信講座を選びたいという方は、こちらの記事をご覧ください。
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